紫陽花のごとく

気ままに書いてます

裸の王様

 

裸の王様にたくさんの贈り物が届いた

 

たくさんの贈り物に王様は喜んだ

「なんて素敵な贈り物!!!」

積まれた贈り物を見て王様はたいへん満足した 

そしてみんなに声高に贈り物の多さを自慢した

 

中身なんて気にしなかった

「贈り物」という事実だけに執着していたから

 

でもみんなは知っている

贈り物は空箱  たくさんの見た目の美しい空箱

そしてみんなはささやく

「やっぱり王様は裸だ」と

 

 

 

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