雨降りお月さん
今夜のお月様はゆっくりと流れるのっぺりした雲で
様々な顔を見せてくれる
けっしてはっきり見えないけれど
お月様の美しさは十分感じられる
『雨降りお月さん』
野口雨情作詞・中山晋平作曲
1:雨降りお月さん 雲の蔭
お嫁にゆくときや 誰とゆく
一人で傘(からかさ)さして行く
傘(からかさ)ないときや誰とゆく
シャラシャラシャンシャン鈴つけた
お馬にゆられて ぬれてゆく
2:急がにゃお馬よ 夜があけよう
手綱(たづな)の下から チョイとみたりゃ
お袖でお顔を 隠してる
お袖はぬれても 干しや かわく
雨降りお月さん 雲の蔭
お馬にゆられて ぬれてゆく
野口雨情の歌詞が悲しげですが、美しいです
この歌は最初1番しかなく「雨降りお月さん」だったそうです
で、中山晋平の助言で2番の「雲の陰」を作り
最終的に1番と2番を合わせて「雨降りお月さん」となったそうです